今までの経験×プログラミングが自分の強み
新規事業開発
大原 秀典さん
- 最初の就職ではSIer(システム開発会社)で開発を担当し、最近では人材サービス会社で新規事業の企画やプロダクト開発のマネジメントを担当されていましたね。改めて、エンジニアを目指そうと思ったのはどのような経緯からでしょうか?
最初に就職した会社では保険会社でCOBOLを使った保守開発を担当していました。途中からJavaを使った新規事業に参加したのですが、オブジェクト指向プログラミングに完全につまずき、徐々にプログラミングから離れていきました。
前職の人材サービス会社ではシステム開発をITベンダーへ依頼する側として仕事をしていたのですが、見積もりを依頼しても想定とかなりずれるのです。もっと技術的な知識を身に着ければ、考えを的確に伝えることができ、成果物の精度も上がるのではないかと考え、会社の研修を利用してCodeCampでプログラミング学習をはじめました。
実際に学習を進めていくと、以前は理解に苦しんだプログラミングが思った以上に理解ができました。社内で使う簡単な業務ツールなどを自作してプログラミングを仕事に活かしていたのですが、もっと世の中にインパクトを与えるようなサービスをつくりたいという気持ちが強くなり、自社ではエンジニアを募集していないこともあり、転職することを考えはじめました。 - キャリアチェンジをするにあたって不安に感じていたことなどはありましたか?
エンジニアへの転職を考え始めた当時、年齢的にも転職するならいまがラストチャンスだと思っていました。
転職を考え始めて、すぐに出会ったのがCodeCampの運営しているCodeCampGATEでした。もともと、CodeCampでプログラミングを学習していたこともありちゃんと面倒を見てもらえる安心感がありました。タイミング的にも第一期の募集が始まった時期だったのでこれは運命だなと。
奥さんや周りの友人にも相談していたのですが、僕がエンジニアとして働きたいという気持ちを知っていたので、今回のチャレンジを応援してくれました。
あとは、以前海外を旅していた際に、40才から全く新しいことにチャレンジして成功している経営者の方に出会ったことがあり、自分がやってみたいと思ったことならば何歳になっても挑戦するべきだとずっと心に秘めていました。 - 大原さんはCodeCampGATEの内定者第一号でした。転職活動で心がけていたことがあれば教えてください。
転職活動では、いままでの経験や学習してきたことを伝えることも重要ですが、いちばん大切にしていたのはどれだけ本気かという意志表明です。年齢なんて関係なく「本気でやります」という覚悟を示すことが必要じゃないかと考えていました。
そもそも、未経験からエンジニアとして転職して最初から大活躍するなんてありえないですし、会社もエンジニアとしての技術だけを期待していないと思います。何か役に立てることは必ずあるはずなのでそれを探して必死にアピールすること、学んだことを吸収して期待以上に頑張るという覚悟を伝えるようにしていました。
もう一つ自分が大切にしていたのは、世の中を変えていくようなサービスに関わりたいということでした。ですから、転職活動は自社サービスを持っている会社を選びました。そして、その想いを実現できる場所に転職を決めました。 - 最後に、これからの目標やエンジニアを目指す方へのメッセージをお願いします。
これからも新しいことにどんどん挑戦していきたいです。今働いている会社では、企業のデータ統合から活用までを扱っており、まさに、今の時代に必要とされるサービスです。ビックデータという言葉は知っていても、いざ技術として取り組むと、毎日が新しいことの発見で毎日必死ですが、とても充実しています。
僕がエンジニアとして転職できたように、人生は一方通行、一回きりではないと思っています。なので、やりたいと思ったら素直にしたがって本能のままに取り組んでみるというのはすごく大切なのではないでしょうか。その先に世の中を変えたり、価値のあるサービスを生み出せたらこんなワクワクする事はないかなと思います。
プログラミングを学習し始めても初歩で挫折してしまうのはとても勿体無いので、自分の手でサービスを形にしていく喜びを感じられるところまで到達してほしいなと思っています。
CodeCampGATEでも、最終の発表会に向けてサービスを自分でつくる経験をすることができました。プログラミングはどこまでいってもツールで、それを使って何をするかが大切です。その喜びを知ることができたCodeCampGATEに感謝しています。